5月17日、アースフェスタ神奈川に行って来ました。アースフェスタ神奈川とは、神奈川県に住む約17万人に上る外国籍の方々との多文化共生社会実現に向けて、それぞれの文化や考え方をアピール出来る場、及び互いを理解する機会をつくるため、県内の民族団体、NGO、市民ボランティアなどが協力して開催するイベントです。
KOCVはアースフェスタに毎年出店していたのですが、今年は出店希望多数のため抽選に漏れ、多文化体験バスツアーを企画し、国際協力に興味のある一般の方や、在日日系ブラジル人の方をアースフェスタに連れて行くツアーを開催しました。
KOCVからは長谷川さん、中西さん、霜村さん、伊藤さん、私の5人がコーディネーターとして参加。旅バスさんの協力のもと、大型バスを格安でチャーターし、中央林間駅のバス停に10:40に待ち合わせで、本郷台にあるアースフェスタの会場に到着したのは12:00でした。
バスの中では皆自己紹介を行い、余興として協力隊クイズを行いました。以下その一部です。
① パナマでは、赤ん坊をバッグに入れて外出する習慣がある 〇 or ×
② ブータンの主食はお米ですが、その色は黒である 〇 or ×
等々
ちなみに①の回答は〇、パナマに自生するピタと言う植物で編み上げたチャカラと言うバッグに入れて外出します。また②の回答は×、ブータンの伝統米は赤色です。
アースフェスタの会場に着くと、何とそこからいきなり自由行動。再度の待ち合わせはアースフェスタ終了の17:00でした。
私は霜村さんと共に屋台で昼食を取ることに。メキシコ料理のタコスとケサディーア、韓国料理のプルコギ、名前は忘れましたがインドネシア料理を一つ、最後に生クリームチョコバナナのクレープをデザートに食べました。普段は甘い物を控えているのですが、久しぶりのお祭りと言うことでクレープを解禁。とても美味しく満足しましたが、砂糖の影響で頭がクラクラして大変でした。
昼食後はお茶コーナーに参加。永山宗華先生が煎じた抹茶を飲み、次いで王蕊さんが入れてくれた中国茶を飲みお茶の文化を堪能しました。中国茶は、始めの一杯はついでも飲まずに捨て、2杯目も飲まずにただ香を楽しみ、ようやく3杯目にして飲むと言う茶の作法があるそうです。とても贅沢な茶のたしなみ方ですよね。
お茶の後は、「映像による子供たちのメッセージ」と言うテーマの映画を見に行きました。在日日系ブラジル人の女の子について2本、そして在日韓国人の大学生について1本と言う、3本のストーリから構成されている映画でした。
中でも在日韓国人についての話しは衝撃を受けました。特に1999年に電車の中で起こった、朝鮮学校に通う女生徒への刃物による切り裂き事件です。その当時、韓国の日本の関係が悪化したことで、全く罪のない女生徒に危害が及んだのです。映画の中の女の子自身は事件には合わなかったのですが、暫くの間、電車に乗るのが怖くてしょうがなかったと話していました。また、就職における差別等、様々な苦悩についても語っていました。
私の知らないところで本人の責任のないところに辛い思いをしている人がいることを知り、自分のあり方について随分と考えさせられました。差別の無い世の中が、実現できたらと思います。
コーディネーターとして参加した多文化体験バスツアー(アースフェスタ)、私自身、大変勉強になるとともにとても充実した一日となりました。
なお在日ブラジル人の方の送迎は、上記のスケジュールとは別に、朝7時過ぎ頃に迎えに行き、帰りは14:30にアースフェスタの会場を出ると言うプログラムで行いました。それをコーディネートして下さったのが長谷川さん、運転手さんと共に送迎を担当下さいました。
11-3 ブータン 光田大輔
横浜市内ではアフリカンフェスタが行なわれていた模様ですが、本郷台において今年もあーすフェスタが行なわれました。KOCVでは毎年食販で出店していたのですが、今年度は出店者多数でにより、抽選で出店できませんでした。そのかわり、バスツアーを企画、ブラジル人学校の児童達やいちょう団地等を回って裏方で支援を行ないました。
丁度10周年を迎えた事から、記念のシンポジウム「あーすフェスタの10年 そしてこれから・・・!」が行なわれました。そのシンポジウムの中で、第1会企画委員長で今回の実行委員長を務めている水田県民部長からバスツアーの事が紹介されていました。また、同じくシンポでコーディネーターを務めている裵安(ペイアン)さんからバスツアーは積年の悲願、後方支援は地味だけど求められている事。来年もお願いしたい。との事でした。
ちなみに水田県民部長は植樹祭も多少関わっているらしくKOCVで既に提出した植樹祭の県民提案の事を話したところしきりに結果を気にしていました。来週のプレ植樹祭秦野会場にいらっしゃるとの事でした。昨年の総会で講演していただいた、ベトナムのチャンさんは今回のシンポにパネリストで出演してました。
あーすフェスタには第4回から実行委員として関わっているのですが、父や母が日本に来て失ってしまった笑顔を取り戻したい。日本語がわからないため外に出たがらない両親を外に連れ出したかったという想いがその動機だそうです。
その他にシンポで、母国は決して仲が良いとはいえない、民団や総連の方々及び華僑の方々もあーすフェスタを通して友好関係を築いている事がわかりました。今年は出店は出来ません解したが、考えさせられるあーすフェスタでした。
来年はさらにこの多文化共生の分野でもKOCVならではの関わりが出来るよう考えていきたいと思います。
7-1 ラオス 高野 忠裕
KOCVはアースフェスタに毎年出店していたのですが、今年は出店希望多数のため抽選に漏れ、多文化体験バスツアーを企画し、国際協力に興味のある一般の方や、在日日系ブラジル人の方をアースフェスタに連れて行くツアーを開催しました。
KOCVからは長谷川さん、中西さん、霜村さん、伊藤さん、私の5人がコーディネーターとして参加。旅バスさんの協力のもと、大型バスを格安でチャーターし、中央林間駅のバス停に10:40に待ち合わせで、本郷台にあるアースフェスタの会場に到着したのは12:00でした。
バスの中では皆自己紹介を行い、余興として協力隊クイズを行いました。以下その一部です。
① パナマでは、赤ん坊をバッグに入れて外出する習慣がある 〇 or ×
② ブータンの主食はお米ですが、その色は黒である 〇 or ×
等々
ちなみに①の回答は〇、パナマに自生するピタと言う植物で編み上げたチャカラと言うバッグに入れて外出します。また②の回答は×、ブータンの伝統米は赤色です。
アースフェスタの会場に着くと、何とそこからいきなり自由行動。再度の待ち合わせはアースフェスタ終了の17:00でした。
私は霜村さんと共に屋台で昼食を取ることに。メキシコ料理のタコスとケサディーア、韓国料理のプルコギ、名前は忘れましたがインドネシア料理を一つ、最後に生クリームチョコバナナのクレープをデザートに食べました。普段は甘い物を控えているのですが、久しぶりのお祭りと言うことでクレープを解禁。とても美味しく満足しましたが、砂糖の影響で頭がクラクラして大変でした。
昼食後はお茶コーナーに参加。永山宗華先生が煎じた抹茶を飲み、次いで王蕊さんが入れてくれた中国茶を飲みお茶の文化を堪能しました。中国茶は、始めの一杯はついでも飲まずに捨て、2杯目も飲まずにただ香を楽しみ、ようやく3杯目にして飲むと言う茶の作法があるそうです。とても贅沢な茶のたしなみ方ですよね。
お茶の後は、「映像による子供たちのメッセージ」と言うテーマの映画を見に行きました。在日日系ブラジル人の女の子について2本、そして在日韓国人の大学生について1本と言う、3本のストーリから構成されている映画でした。
中でも在日韓国人についての話しは衝撃を受けました。特に1999年に電車の中で起こった、朝鮮学校に通う女生徒への刃物による切り裂き事件です。その当時、韓国の日本の関係が悪化したことで、全く罪のない女生徒に危害が及んだのです。映画の中の女の子自身は事件には合わなかったのですが、暫くの間、電車に乗るのが怖くてしょうがなかったと話していました。また、就職における差別等、様々な苦悩についても語っていました。
私の知らないところで本人の責任のないところに辛い思いをしている人がいることを知り、自分のあり方について随分と考えさせられました。差別の無い世の中が、実現できたらと思います。
コーディネーターとして参加した多文化体験バスツアー(アースフェスタ)、私自身、大変勉強になるとともにとても充実した一日となりました。
なお在日ブラジル人の方の送迎は、上記のスケジュールとは別に、朝7時過ぎ頃に迎えに行き、帰りは14:30にアースフェスタの会場を出ると言うプログラムで行いました。それをコーディネートして下さったのが長谷川さん、運転手さんと共に送迎を担当下さいました。
11-3 ブータン 光田大輔
横浜市内ではアフリカンフェスタが行なわれていた模様ですが、本郷台において今年もあーすフェスタが行なわれました。KOCVでは毎年食販で出店していたのですが、今年度は出店者多数でにより、抽選で出店できませんでした。そのかわり、バスツアーを企画、ブラジル人学校の児童達やいちょう団地等を回って裏方で支援を行ないました。
丁度10周年を迎えた事から、記念のシンポジウム「あーすフェスタの10年 そしてこれから・・・!」が行なわれました。そのシンポジウムの中で、第1会企画委員長で今回の実行委員長を務めている水田県民部長からバスツアーの事が紹介されていました。また、同じくシンポでコーディネーターを務めている裵安(ペイアン)さんからバスツアーは積年の悲願、後方支援は地味だけど求められている事。来年もお願いしたい。との事でした。
ちなみに水田県民部長は植樹祭も多少関わっているらしくKOCVで既に提出した植樹祭の県民提案の事を話したところしきりに結果を気にしていました。来週のプレ植樹祭秦野会場にいらっしゃるとの事でした。昨年の総会で講演していただいた、ベトナムのチャンさんは今回のシンポにパネリストで出演してました。
あーすフェスタには第4回から実行委員として関わっているのですが、父や母が日本に来て失ってしまった笑顔を取り戻したい。日本語がわからないため外に出たがらない両親を外に連れ出したかったという想いがその動機だそうです。
その他にシンポで、母国は決して仲が良いとはいえない、民団や総連の方々及び華僑の方々もあーすフェスタを通して友好関係を築いている事がわかりました。今年は出店は出来ません解したが、考えさせられるあーすフェスタでした。
来年はさらにこの多文化共生の分野でもKOCVならではの関わりが出来るよう考えていきたいと思います。
7-1 ラオス 高野 忠裕
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by kocv
| 2009-06-01 12:23