青年海外協力隊神奈川県OB会のスタッフ日記です


by kocv
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協力隊とは何か?

協力隊不要論もささやかれる中、私なりに協力隊とは何か? を考えてみた。

協力隊とは簡単に言えば「勇気と行動力」であると思う。

少しかっこよすぎる表現かもしれないが、何も難しい話ではなく、「食べる」ということで話をすすめたい。以下は、私のコスタリカでの「食べる」という経験からの話である。

日本で言うところの工業高校の敷地内で働いていたので、昼飯は学校の食堂だった。
椅子に座るなり、その日の昼飯をおばちゃんが運んでくれる。飲み物も合わせて、しかもナイフとフォークをナプキンに包んで何もかも用意してくれるので、たいへん楽であった。そしてそこそこ美味しかった。

ところが、休日など一人で行動するときは、どこで食べるのか、何を食べるのか...
初めて訪れるところなどは、特に不安だらけ、衛生面は大丈夫か?欲しいものがうまく注文できるのか?残さずにすべて食べきれるのか?どんな人が中にいるのか?などなど緊張しながら恐る恐る入り口から入っていったものでした。「食べる」というだけで日本ではとても考えられないくらいの「勇気と行動力」が必要だったのです。

また、「食べる」ということ意外に、人間関係、仕事の進め方、電話の受け答えなど何をするにしても「勇気と行動力」が必要だったような気がします。大げさに言えば道路を歩くだけでも少し緊張していた気がします。

「勇気と行動力」は生きていく上でとても大切です。ところが、日本での日常生活は「勇気と行動力」なんて何も気にせず暮らしていけます。ぼーとしていても生きていけます。とても活力のある社会とは言えません。

   H7/3  コスタリカ   西山 英治
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by kocv | 2009-12-10 20:43

事業仕分け(その3)

開発途上国にことのほか思い入れが強かった人のあるエピソードを紹介します。

両方のポケット一杯コインを入れて、街角に立ってお金をくれと寄って来る子供達にコインをあげました。
さどかし黒山の人盛りになるかと思いきや、そうではなくポッケトの中のコインは余ってしまったのです。

この人がなぜ、こんなことをしたのでしょうか?
私が思うのは、子供達のことを少しでも理解したいという衝動があったのではないかと推測します。
この前後の状況などは、知るすべも無いのですが、途上国のことが知りたいのならば現地に行き実際に自分の目で見なければ、本当のことは分からないという事の一つのよい例だと思います。

一方、協力隊のことを知るには、やはり現地へ行き、彼らがどんな家に住み、どんな食事をして、どのような言葉を話して、現地の彼らとどのように関わっているのかを実際に自分の目で見なければ分かることはできないと思います。

「協力隊事業を縮小せよ」いう結論を出す前に、一度現地を訪問してその活動状況を自分の目で確かめるべきです。そうすれば、協力隊事業の必要性が理解できるはずです。

  H7/3  コスタリカ  西山 英治
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by kocv | 2009-12-04 12:38

事業仕分け(その2)

協力隊事業予算を削減するということを私なりに解釈すると下記のようになります。

毎日、私は朝昼晩と三度の食事をとっている。この食事費用を「半額に減らせよ」と命が下ったとします。
食材を安いものに変える、たとえば閉店間際の半額処分品などを買うようにして、さらにはその量も減らす。すると、食費は半額までには達することができずとも半額近くに減額できて目標達成できて、バンザイとなる。

しかし、人間が元気に楽しく生き生きと生きていくという本来の目的から考えれば、これが正しいのか?
栄養失調になったりする以前に、毎日の生活の楽しみ自体が損なわれてしまう。
一度体調を崩せば、それが引き金になり癌を患って最悪の場合、死にいたるかもしれない。

話を戻して、協力隊事業予算を例えば半額にした場合、どのようなことが起きるのか良く考えなければならない。単純に費用対効果が半分になるというようなことではないのである。食費を半分にすれば、ダイエットができてよいというような全く愚かな考え方にどこか似ている。

50年、100年後の日本はどうあるべきかという議論もないままに来年度の予算を削減してしまう。
テレビドラマのまるで必殺仕置き人のようなスタイルで「事業仕分け」が行われたような気がする。
国家予算とはそんなに軽々しいものなのか? はなはだ疑問である。

   H7/3  コスタリカ   西山 英治
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by kocv | 2009-12-03 20:04

事業仕分け

今回の事業仕分けによって、”協力隊予算も縮小せよ” ということになった。

短期的な視点での費用対効果から言えば、協力隊事業は無駄の最たるものかもしれない。
しかし、長期的な国際協力とか将来に向けての人材育成という視点からは絶対に無駄ではない。

直近の問題は大きくてはっきり見える。しかし、将来起こるであろう問題は小さくてはっきり見えない。
この違いは数値では表現できない。明確な数値で効果があると表現できなければ無駄であると結論付けるのは非常に簡単である。
日本の将来像をしっかり見つめて、国家予算をどのように使うのかを決めるのは簡単ではない。
このような重大な事をほんのわずかな人たちが短時間で結論付けてしまうのは、なんとも茶番劇としか思えない。

今回の事業仕分けに関して、間違っていると大きな声で反論したい。「何をバカなことを言っているのか!」

   H7/3  コスタリカ  西山 英治
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by kocv | 2009-12-02 18:26