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青年海外協力隊神奈川県OB会のスタッフ日記です


by kocv
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風邪を引くと、正岡子規を思い出す

毎年、風邪を引いてしまうと、正岡子規のことが頭をよぎる。
私の風邪はとても単純なことで、のどが痛いとか、咳が出てつらい、体がだるいという症状で薬を飲んで静養すればよいというだけのこと。
しかし、正岡子規は若くして結核の病に犯されて、35歳でこの世を去る晩年には七転八倒の苦しみを感じたに違いないのです。明治の時代では結核は不治の病、死を宣告されたのと同じ状況でも、世を捨てないどころか後輩の指導に当たったというではありまあせんか。
どこにそのようなエネルギーがあったのか、不思議にさえ感じます。
一方、胃袋はたいへん丈夫だったようで、大食漢だったようです。たくさん食べれば便も多く出たのでしょうが、そのような身の回りの世話は妹の律がしたようです。
正岡子規の当時の苦しみを思えば、自分の風邪なんてたいしたことはないと思いつつ嗽をして、薬を飲んで、静養しています。

  H7/3  コスタリカ  西山 英治
by kocv | 2009-02-11 15:33